

顕証寺ご案内


住職からのご挨拶


顕証寺(けんしょうじ)
第二十代住職 近松 真定(ちかまつしんじょう)
法縁として今生の縁を頂かれましたこと、心よりお慶び申し上げます。
本願寺第八代宗主蓮如上人によって顕証寺は建立されました。
1470年、久宝寺跡に本願寺の別堂として建てられたものが顕証寺の前身だと言われています。
現在の顕証寺本堂は、国宝である御本山本願寺(西本願寺)の御影堂を元に、当時の最新の建築様式を取り入れて1716年に棟上げされた本堂です。そしてその顕証寺の本堂を基として本願寺の阿弥陀堂(国宝)が建てられました。御本山本願寺の大きな両堂の間に位置する歴史ある建造物が顕証寺の本堂(大阪府指定文化財)なのです。
南海トラフ、宝永の大地震(1707年)により前の顕証寺本堂は焼失し、9年の歳月をかけて1716年に今の本堂が再建されました。大阪府下最大級の大きさの木造建築です。最大級の大きさということは、最大級の儀礼空間でもあります。本堂の伽藍に9年、本堂内の極彩色の彫刻には9年以上の歳月が費やされています。この本堂を建てられた方々の原動力に私たちは胸を打たれていかなければなりません。
その原動力とは何であったのか。それは一人でも多くの方にこの本堂で仏さまのみ教えに出遇ってほしい!一人でも多くの方に、なもあみだぶつのお念仏一つで救われていく親鸞聖人・蓮如上人のみ教えに出遇ってほしい!という願いの力です。そのような
300年を超える熱意に支えられた伝灯の寺院が頭証寺です。300年前から、いいえそれよりずっと以前から、「あなたこそ」が救いの目当てであり「あなたこそ」浄土の真実に出遇ってほしいという願いがありました。
自分のいのちよりも大きなものに既に私自身が包まれていることを実感させていただき、
生きている間に生と死を超えていく他力念仏のみ教えにご一緒に出遇わせていただきましょう。
合掌
顕証寺第二十代住職継職法要
ならびに蓮如忌法要ライブ配信
毎朝 7:00~7:30 朝のおつとめ

毎月11日・27日お昼2時 お逮夜法要
